さよなら減思力 - 2024年3月21日更新

「わたし、真剣なお付き合いをしているの」

子どもの時から共同で里親のようになっている知的障害と身体障害のある女性ももう24歳で、成人。その女性が、自分のグループホームに勤めていたソーシャルワーカーと付き合うようになった。ソーシャルワーカーは仕事を辞め、ソーシャルワーカーという職業を捨ててまで、女性とカップルになることを選んだ。


広島に投下された原爆はドイツ製だった?

広島に投下された原爆は、ナチスドイツで製造されたものだったとの主張がある。しかし広島に投下された原爆が高濃縮ウランを使うガンバレル型だったのに対し、ナチスドイツ製のミニ原爆は爆縮方式で核融合反応を使っていたと見られ、根本的な違いがあった。広島にドイツ製の原爆が投下された可能性はない。


戦艦大和の主砲を削った超大型旋盤

戦中日本はドイツから軍事技術を輸入するため、潜水艦で軍事技術を輸送する作戦を実行していた。その作戦がはじまる前も、ドイツは日本にとって、軍事技術移転の大切なパートナーだった。当時世界最大ともいわれた戦艦大和の主砲は、ドイツからきた超大型旋盤なくして削ることができなかった。


極右化抗議デモと「沈黙する過半数」

独調査報道団体がドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の政治家などが、ベルリン郊外で移民や難民を国内から大追放することについて謀議したことを暴露した。それを機に、ドイツ全土で極右化に抗議するデモが起り、2024年1月20日、21日だけでドイツ全体において100万人近くがデモに参加したが。。。


日本を追いかけるドイツ

国際通貨基金(IMF)は昨年2023年10月のレポートで、2023年の国内総生産(GDP)をドルに換算すると、それまで世界3位の日本がドイツに抜かれ、4位に下がると予測した。しかしドイツでは、高齢化で専門職が不足し、将来に向けた産業も育っていない。日本のように落ちぶれていくと思えてならない。


イエローケーキを搭載したドイツ潜水艦の目的地に行く

1945年4月、イエローケーキ(酸化ウラン)を搭載したドイツの潜水艦U234号が、ドイツのキール港から日本に向かった。目的地は、呉にある日本海軍の潜水艦基地。しかしU234号はドイツが降伏したことから、米軍に投降。日本にたどり着けなかった。U234号が目的とした呉はどういうところなのか、ぼくは見ておきたかった。


議論できないのか、議論してはいけないのか

ドイツにくる日本の高校生が議論できないなあと思っていたら、日本の教授会でも議論にならないという。日本では、学校で自分の意見をはっきりいって、議論できるようにしないのが教育の原則。縦割りで、上からいわれることを了承するだけの日本の社会構造では、議論できる人材は邪魔で、必要とされない。


日本で外国語を教育するのはなぜか

大学を含め、日本の学校で外国語を勉強しても、外国語でディスカッションどころか、コミュニケーションもできまない。日本生活の長いぼくのドイツ人の友人は、それは日本語語学教育が、外国語は難しいもので、勉強するのを諦めさせるために行われているからだといったが、友人は日本語の外国語教育の問題の真髄を捉えている。


「復興」ということばの魔力

今年2023年夏にベルリンにきた福島県高校生の中には、震災・原発事故の体験報告において、「復興」のために将来、こうなりたいということばが目立った。一部の高校生とは、きみたちが自分の成長したいように成長してもらいたいと思うし、その結果として、ふくしまのためになればいいのではないかなという話をした。