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2018年4月20日掲載 − 再生可能エネルギー
ドイツ電力大手が再々編

ドイツの電力最大手のEon社とRWE社は2016年、火力や水力など従来の発電方式から再生可能エネルギーを分割させてリストラしたばかり。それが、2年も経たないうちに再び再編されることになる。


両社はこの3月、ドイツ最大手のEonが電力代二位RWEの子会社イノジー(Innogy)社と合併、吸収すると発表した。イノジーは2016年のリストラで、RWEの配電と再生可能エネルギー部門を集約する形となった企業だ。


そのうち、配電部門がEonに吸収され、再生可能エネルギー部門はRWEに残る。またEonの再生可能エネルギー部門がRWE社に譲渡されるほか、RWEがEon株の一部を所有。これまで競争相手だった両社が、持ちつ持たれつの関係に入る。


それに伴い、ドイツの電力最大手2社では、Eon社が配電とエネルギー供給システム、RWE社が従来の発電方式と再生可能エネルギーによる発電と、棲み分けされる。


ただ、今回の合意はカルテル庁の許可を待たなければならない。


ドイツでは電力市場の自由化と再生可能エネルギーの普及で、大型発電施設を有する大手電力会社が発電事業で利益をあげることができなくなっている。それに対し、大手電力は発電設備が小型で、分散される再生可能エネルギーには洋上風力発電を除くと余り進出していない。また、再生可能エネルギー発電が拡大することで、大手電力の所有する石炭火力発電所やガス発電所が、リザーブ発電所に移管される状況にもなっている。


このようにドイツの電力市場は大きく変化しており、ドイツの大手電力は従来の形では生き残れない状態になっている。


(2018年4月20日)
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