そうです。
糞の中には、摂取した食べ物でも消化しきれなかったものが含まれています。食べ物にもよりますが、食物繊維などです。これも生物資源で、昔は動物の糞(日本ではヒトの糞)も肥料に利用されていました。
糞は微生物が働く場でもあり、糞が排泄されると細菌や菌が分解をはじめ、発酵します。
たとえば人糞は、水洗トイレで流すと下水処理場に運ばれます。そこで人糞は汚土(スラジ)として底に溜まり、メタン発酵してメタンガスを発生させます。このメタンガスを回収すれば、ガス発電に使うことができます。
すでにドイツでは、下水処理場で回収したメタンガスを燃料電池の燃料に使って発電しているところがあります。
豚や牛など家畜動物の糞を、発酵を促進させるためにトウモロコシなどの植物の葉や茎をこなごなに破砕したものと混ぜます。そうすると、メタンガスが発生します。このガスを回収して発電するのが、バイオガス発電といわれるものです。
こうして生物資源を発酵させれば、エネルギーを得ることができます。ここでも、糞という生物資源をベースにしていますので、再生可能エネルギーです。
(2018年2月09日記載、2018年7月09日エネルギー選択
宣言ブログから移転)
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